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冬の味方
2021.11.29
お灸仙人を目指している川村です。
今日は冷えにテキメンのツボをご紹介したいと思います。
「三陰交(さんいんこう)」というツボです。
場所は足の内くるぶしから指4本分上で、スネの骨のキワにあります。
東洋医学では、
「気」あたたかいエネルギーのようなもの
「血」栄養や潤いをあたえる液体のようなもの
が流れる通路の事を「経絡(けいらく)」といい、全部で12本あり、全身にはりめぐらされています。
その中で三陰交というツボは、
消化・吸収に関する「脾」
生殖・泌尿に関する「腎」
体全体の機能調節などに関する「肝」
という3本の「経絡」が交わるポイントです。
つまり一か所を刺激すると3つの臓の機能を同時に高めることができるということです。とても効率のよいツボなんですね。
押さえることもよい刺激になりますが、お灸の熱が気(エネルギー)の流れを刺激すると、より一層効果が高まりますので、お灸がおススメです。
3本の経路すべてにエネルギーが行き渡り、身体を中から温め、冷え性を改善させます。
そして共通して3つとも婦人科疾患・泌尿器疾患に効果的で有名なツボでもあります。
即効性がありますが、慢性的な冷え性の方は3か月くらいを目安に続けることで体質が変わってきます。しかし良くない生活習慣を続けていると元に戻りやすくなってしまうので、ぜひ続けて健康的な体の為に毎日の習慣に加えてみてください!