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血栓症
2023.6.24
あと一週間で7月に入りますね。
大人も子どもも待ちに待った夏休みシーズンの到来です。
長い休みを利用して、家族や仲間と遠方に出かける計画のある方も多いのではないでしょうか。
そんな時に気を付けていただきたいのがエコノミー症候群(ロングフライト血栓症)です。
重症になると命にかかわることもあるこの病気。しっかり予防し、夏の旅を快適に楽しく過ごしましょう。
航空機内は非常に乾燥しているため、体から水分が失われやすく、血液の粘度が増して血栓がより作られやすいと考えられていますが、長時間の自動車や列車、船舶での移動やデスクワークの際にもまれに起こることがあり、同様に注意が必要です。
座りっぱなしで足を動かす機会が減ることから、足の血流が悪くなり、ふくらはぎの奥の静脈に血栓(血のかたまり)ができることがあります。
この血栓が、急に歩行を開始するなどのタイミングで血管壁からはがれ、
血流に乗って心臓を通過し、さらに肺の血管に到達して詰まった状態を「急性肺血栓塞栓症」といいます。
生命維持に重要な呼吸の機能が障害されるため、突然の呼吸困難や胸痛などが起こり、時に命にかかわる重篤な状態を招きます。
これを防ぐには
2-3時間ごとに歩く
座ったままでもかかとやつま先を動かす
水分を取る
ゆったりした服装にする
などがあります。
しっかりこのような準備をして楽しいお出かけにしてください(^^♪