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ドライノーズ
2022.3.16
お灸仙人を目指している川村です。
今日は鼻の中の乾燥、ドライノーズに効果的なツボをご紹介したいと思います。
通常、鼻の内部は繊細な粘液で覆われているため、常に湿った状態となっています。
しかし、なんらかの原因で鼻の中の粘膜が乾いて、次のような症状が起こります。
・鼻の中がかゆくなる・鼻の奥が痛い
・鼻の中がムズムズする
・鼻をかみたくなるのに、鼻水が出ない
・よく鼻血が出る
・鼻がつまって息苦しい(寝苦しい)
・よく鼻垢がたまる
ドライノーズを放置すると、粘膜の働きであるバリア機能が低下し、細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなるため、風邪やインフルエンザなど感染症にかかるリスクが高くなります。
東洋医学では身体の潤いである「津液(しんえき)」が不足している状態であると考えられています。
※「津液(しんえき)」とは分泌液(胃酸・汗・唾液など)や排泄液(腸液・尿など)、また粘膜を潤したり、関節を潤して動きやすくしたりと、身体のすべての水分をイメージしてもらうとよいかもしれません。
中でも鼻は「肺(はい)」と外界の出入り口であり、肺の働きには「水」を代謝することに関わりが深いため、鼻の乾燥感が気になる人は「肺」をしっかり養う必要があります。
鼻の乾燥は日常的によくみられる症状であるため、仕方がないと諦めている方も多いかもしれませんが鼻の乾燥が気になる方にお試しいただきたいのが「尺沢(しゃくたく)」です。
⭐︎場所は肘を曲げると出来るしわの上で、しわの中央辺りにある腱の外側のくぼみです。
このツボは水が潤沢にある。というところから尺沢と呼ばれたそうです。
咳・のどの腫れや痛み、腕の痛みの緩和にも効果が期待されますのでぜひお試しください。