ブログBLOG
見えなくても・・・
2022.6.3
どうも!中村です。
22時くらいに炒め物をしていたら隣人から壁ドンをされてしまいました((((;゚Д゚))))ガクガク
炒め物をする音って結構響くんですね(;゚Д゚)
皆さんは隣人から壁ドンされたことありますか(・・?
今日のブログは鍼灸について書きたいと思います。
以前ブログでも紹介した通り鍼灸師は視覚障害者の職業とされてきました。
江戸時代に杉山和一という鍼灸の神様と呼ばれる人物がいました。
杉山和一は幼くして伝染病に感染し両目ともに失明してしまいました。
その為刀を持つことを諦め、江戸で開業する盲人の鍼の医師の元へ入門しました。
昔は今の鍼よりも太い鍼を使っていて、当然痛みもありました。
麻酔を使って鍼を打っていたくらいなので・・・
おくびょうで落ちこぼれだった杉山和一は患者様に怖くて鍼を打つことができませんでした。
そのせいで鍼の医師からは破門されてしまいました。
その後杉山和一は盲目の守護神とも崇められている江ノ島へ修行に行ったのです。
修行を終えて途方に暮れながら帰っていると、石に躓きたまたま自分の下に落ちていた松葉が刺さってしまうのです。
しかし不思議なことに痛みを感じません。
実は刺さった松葉は偶然にも竹筒が入った状態で、その上に自分が倒れこんだため、松葉がまっすぐに刺さり痛みを感じることがありませんでした。
この時杉山和一は管に鍼を通してまっすぐ打てば痛くないのでは?と閃きました。
こうして鍼を管に入れて打つ管鍼法が一般的な鍼治療とされ、今も続いています。
後に杉山和一は体調を崩している江戸の将軍様に鍼治療を行いました。
将軍様の体調はどんどん良くなり、大変喜ばれました。
それが評価されお礼に土地をもらい、その土地に世界初である盲人の鍼灸師の育成学校が建てられたのです。
鍼灸師が視覚障害者の職業として受け継がれているのは杉山和一のおかげといっても過言ではありません。
現在東京都墨田区の江島杉山神社には杉山和一の銅像と杉山和一が躓いたと言われる石が福石と名付けられ祭られています。
今日は珍しく歴史が苦手な私が鍼の歴史について書いてみました★