お灸仙人を目指している川村です。

今までご紹介したお灸を簡単にまとめてみました。

紫雲膏灸：解毒や抗菌、鎮痛、抗炎症作用のある軟膏の上にお灸を置くため、お肌に優しく、小指ほどの大きさのお灸がしっかり熱を一点に感じてさせてくれます。患部の血流が良くなり炎症に効果的です。

箱灸：広い範囲で温めるため、即効性があります。もぐさの熱が全身に伝わり、温泉に入ったようにポカポカしてきます。身体の冷えを吹き飛ばしてくれます。

塩灸：むくみに最も効果的です。塩に熱が伝わり、じんわりと体が温まり汗も良く出るのでデトックス効果もダントツです。

温灸棒：癒しの効果を求める方に。もぐさの煙や香りが苦手な方でも受けていただけます。温めながら軽く擦ることで、皮膚の血流、温度も上げ、リラックス効果により緊張した筋を和らげます。

棒灸：背骨や手足の末端などの冷えに。骨がゴツゴツして温灸棒が温められないところでも、不安定で箱灸が置けないところでもどんな場所も直接温めることができます。東洋医学では「経絡」に沿って温めていくことができるので、疲れている臓器や働きに狙いを定めてアプローチできます。

透熱灸：治療効果が高いものをお求めの方に。チクっとした感覚を感じてもらえれば鍼と同じ効果があります。そして、お灸の種類の中でも一番深部まで熱が入ります。小さなかさぶたができれば、身体への影響時間も長く、免疫力を最も上げます。

知熱灸：透熱灸までの刺激は苦手な方に。ほんの少しチクっとした時点で消します。痛みの場所がはっきりしている時や、東洋医学で効かせたいツボに集中してアプローチするため、炎症部位の痛みを和らげます。

元寸灸：緊張した筋肉を緩め、弱くなった筋肉に弾力を持たせ、正常に近づけます。お灸の熱も香りも苦手な方にもおススメです。

ネパール棒灸：通常の棒灸よりも、強く押し固められたもぐさがぎっしり詰まった、太いネパール棒灸を手ぬぐいの上から患部に直接あてるため、血流を改善し、強い熱でツボにアプローチできるため、自律神経の調節にも効果的です。

鍼灸院満月では、患者さまの身体の状態に合わせて選んでいきますが、気になったものがありましたらお気軽にご相談ください！